ソルト&レモンの思い出

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ソルト&レモンというバーガーを覚えている方は、いらっしゃいますでしょうか?
一時、発売されていた細長いハンバーガーです。
細長いバンズに塩味のソース、スライスオニオン、スライスレタス、レモン風味チキン、ホワイトチェダーチーズをサンドしていました。

私はこれが大好きでした。
オーナーも好んでいたらしく、
「俺の好きなサンドイッチ」
と発言していたことを覚えています。

しかしこのバーガーは、オーダーが入ることが少ないバーガーでした。

日々、大量のバンズが納品されてくるのですが、
ハンバーガーなどに使うレギュラーバンズや、
TMBなどに使うクォーターバンズが何十ケースも入って来るのに対して、
ソルト&レモンの八の字バンズだけは多くても2ケースがいいとこでした。

そのため、予想よりも売れ行きがいい日などにはバンズが無くなってしまい、
途中で販売終了となることもありました。

どうしてこんなにバンズが少ないのかといいますと、あまり出ないからでした。

ソルト&レモンは固定客がいたのですが、それ以外ではほとんど売れない上に、入っている具材も多く、おまけに専用のバンズや食材を使うため、コストが高かったのです。

こんなに高コストかつあまりでないバーガーは、
ハンバーガーやテリヤキマックバーガーのように
安くしても利益は出にくいものです。
値段も高めになっていまして、それがさらに出にくさに拍車をかけているように思えました。

そして最終的に、ソルト&レモンはひっそりと姿を消していきました。

商売することの難しさを、最初にソルト&レモンから学んだような気がします。
商売とは、しょっぱい思いや苦い思いをしていくものなのかもしれません。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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