ハンバーガーの肉は15秒で焼ける!

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突然ですが皆様、最近マクドナルドに足を運んでいますか?

足を運んでいるそこのあなた!

一度は疑問に思ったことがあるはずです。

「どうしてマクドナルドのハンバーガーは、あんなに早く出せるのか?」

これについてはまた後々詳しくお話させていただきますが、1つだけその秘密をお話します。

今回は、ハンバーガーには必ずといっていいほど挟まれている、ミートパティ(ハンバーグ)についてのお話です!!

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ミートパティにはいくつかの種類がある

マクドナルドで扱われているミートパティ(通称、パティやミートと呼んでいました)には、基本的に3種類があります。

代表的な3種類を、まずはご紹介します。

10:1パティ(テン・ワン・パティ)

その名の通り、10分の1ポンドの重さのハンバーグです。

通称は数字をそのまま読んだ「テン・ワン」でした。

ビーフ100%なので、繋ぎなどを一切使用しておらず、とっても破れやすいです。

さらにとっても薄いので、ちょっと持ちにくいです。

しかし、焼きあがるのは非常に早く、なんと15秒で焼きあがります!!

主にハンバーガーやチーズバーガー、ビッグマックといったマクドナルドの看板商品に必ずといっていいほど使われています。

6:1パティ

こちらは10:1パティと違い、6分の1ポンドのハンバーグです。

大きさは10:1パティと一緒ですが、違うのはその厚さ!

なんと、1センチ近くの厚みがあります!

これは10:1パティ2~3枚分に相当する厚みです!

もちろんですが、焼きあがるまでに時間が掛かります。(96秒は必要でした)

そのため、ピーク時にストックが切れてしまいますと、大変なことになります。

6:1パティは主に、グランシリーズ(グランクラブハウス、ベーコンチーズ)に使われています。(というかほぼ専用です)

テリヤキパティ

テリヤキパティは、その名の通りテリヤキマックバーガーにのみ使われる専用パティです。

なおテリヤキパティのみ、ビーフ100%ではなく、ポーク100%です!

来日したイスラム教徒に食べさせてはいけないハンバーガーは、テリヤキマックバーガーです!(笑

豚肉なので、焼きあがるのにも時間が掛かり(1分半以上かかる)、さらに焼いたときに大量の油が出ます。

なのでテリヤキパティは最大8枚までしか一度に焼くことができませんでした。

そのため、グリルの焼成場所3か所のうち、必ず1か所はテリヤキパティ専用になっていました。

もちろんこちらも、ピーク時に切らしてしまいますと、大変なことになります。

このほかに、かつてあったクォーターパウンダーシリーズに使われていた4:1パティや期間限定商品にのみ使われる特別なパティもありました。

なお、テリヤキパティ以外のビーフ100%のミートパティは、全てオージービーフです!!

10:1パティの焼き方

それでは、10:1パティの焼き方を順番にご説明いたします!

1.ボタンを押してグリルを開け、10:1が焼ける状態になっていることを確認する。

2.冷凍庫から10:1パティを、その時間帯のストック量に合わせて取り出す。

3.熱々のグリルの定められた位置に、10:1パティを並べていく。

4.グリルのボタンを押すとグリルの上部が下りてくるので、
焼き始めたら抗菌ウエットワイパーで手を拭く。(←重要!!)

5.15秒後に焼きあがるので、UHCトレーにライナーという紙を敷いて待つ。
ピーク時など忙しいときには、アッセンブルの手伝いや資材補充を行うこともある。

6.焼きあがる直前にグリルが音を出して知らせてくれるので、
スパチュラというパティを取るためのヘラと、
グレーハスラースパチュラという抑えるためのヘラを持って待つ。

7.グリルの上部が上がってきたら、すぐにグリルシーズニング(塩コショウ)を、
パティ1枚につき上から1回振りかける。

8.スパチュラで下から剥ぎ取り、グレーハスラースパチュラで抑えながら、
焼きたてのパティをUHCトレーに乗せていく。

9.焼きあがったパティの乗ったUHCトレーを、UHCに入れてタイマーを押す。
タイマーを押すのは忘れがちになるので、絶対に押すこと!!

10.グリルをスクレーパーとグリルワイパーで清掃する。
清掃はどんなに忙しくても、1回焼くごとに必ず1回行う。

11.忙しいときではないなら、スタンバイボタンを押して、
グリルをスタンバイ状態にしておく。

以上です。

これで誰でも、10:1パティを焼けるようになります!!

タイムリミットは15分!!

そして10:1パティの使用期限なのですが、なんとたったの15分です!

これは、UHCという保存するための機械に入れてから15分です。

さらに10:1パティは、余熱で中心部まで火を通す必要があるため、ハンバーガーに乗せられるのは、14分になってから。

つまり、実質的に14分しか使えないのです!!

なるべくできたての状態に近づけるため、15分以上経過したものは使えません。

15分以上経過したものは、ウエスト(廃棄)します。

食品ロスを限りなく少なくするため、時間帯に応じたストックチャートによって、焼成枚数が決められています。

6:1パティも15分しか使えません。

しかし、テリヤキパティはなぜか60分も使えました!!

そのためテリヤキパティは一度にある程度の枚数を焼いて置き、後は期限が来るまでそのままにしておくなんてことは、日常茶飯事でした。

まとめ

ハンバーガーがなぜあんなに早く作れてしまうのか?

その理由の1つが、ハンバーガーのミートパティにありました。

焼きあがったものを、一定時間取っておくことで、それが可能になっていたのです。

今後はさらに、メイドフォーユーシステムについても、詳しくお話したいと思います!

どうぞお楽しみに!!

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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