マクドナルドのハンバーガーには、二種類の野菜が使われています。
刻んだ玉ねぎと、スライスされたピクルスです。
焼いたプレーンな味のバンズに、
ケチャップトマスタードで味をつけ、
アクセントとなる刻み玉ねぎとピクルスを挟み、
さらに10分の1ポンドの焼いたハンバーグを挟みます。
これがマクドナルドのハンバーガーであり、
マクドナルドの原点といえる商品です。
今回は、ハンバーガーに必ず含まれている玉ねぎについてです。
たまに聞かれるのですが
「ハンバーガーに入っている玉ねぎって、毎日みじん切りにしてるの?」
「目が痛くなったりしない?」
「あんなに大量に用意するのに、何人バイト使うの?」
「玉ねぎ、毎日どんだけ納品されるの?」
みんな、玉ねぎに興味津々です。(笑
全てにお答えしましょう!
玉ねぎは切っていない
いきなりですが、玉ねぎは切りません!!
毎日大量にハンバーガーが出るのに、いちいちみじん切りにしていては大変です。
バイトが腱鞘炎だらけになってしまいます。
玉ねぎは、納品されてきたときの状態ですでにみじん切りにされています。
みじん切りになった玉ねぎが袋に入れられ、それが何袋も詰まった状態で納品されてくるのです。
だいたい1箱に15袋くらいは入っていたんじゃないかなと思います。
なので、「玉ねぎを延々とみじん切りにするバイト」なんて人はいません。
玉ねぎは水で戻す
玉ねぎはみじん切りにされて納品されますが、それだけではありません。
フリーズドライになっています!
保存性と使いやすさを考慮した結果ですが、当然このまま使うことはできません。
では、どうやってシャキシャキした玉ねぎにするのか?
簡単な事です。
水につけて戻せばいいんです!!
円筒形の角パン(ステンレス製の容器)に入れ、
そこに浸かるほどの水を入れてラップで封をし、
水につけた時間をスタンプしたシールを貼り付けて、
冷蔵庫に入れておきます。
これで後は、他の角パンに移し替えられる時を待つだけです。
事実、私は朝マックの時間帯に行われるピークに向けた準備で、
大量の玉ねぎを水につけて戻すのが日課でした。
水につけておく時間は、だいたい1~2時間です。
この間に、玉ねぎが水を吸ってあのシャキシャキした切りたてのような玉ねぎに戻ってくれます。
ちなみに昼のピークで消費される玉ねぎを用意するバイトは、
ほぼ1人です。
しかも他の作業をしながら行います。
もちろんですが、目が痛くなるようなことはありません。
できた玉ねぎのその後
角パンに入れられ、ラップを掛けられて冷蔵庫で保管されるか、
若しくはプレップ(バーガーを作る作業台)に運ばれます。
そしてハンバーガーの具材となります。
ちなみに、食材として使用できる時間は、プレップに出されてから60分です!
この間に使いきれないと、ウエスト(廃棄)になります。
まとめ~味や食感は変わらず~
ハンバーガーなどに使われている玉ねぎについてまとめますと、次の通りです。
・店舗ではみじん切りにしていない
・水につけて戻して使っている
・60分で使いきれない時は廃棄
・1箱でだいたい15袋が納品される
なお、肝心の味についてですが、水で戻した玉ねぎは、生のものと大差はありません。
玉ねぎはハンバーガーの見えにくい場所に存在し、
あまり気にすることなく食べてしまいますが、
実はハンバーガーの味を支えている名わき役だったりします。
マクドナルドの裏側でどうやって用意されているのか、
そのことが少しでも伝われば、幸いです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!