マクドナルドの店舗には「フランチャイズ店(以下、FC店)」と「直営店」の2種類があります。
そしてFC店には、ほぼ必ず「オーナー」と呼ばれる方がいます。
私が在籍していた店もFC店でしたので、オーナーが居りました。
今回はそのオーナーについてお話ししたいと思います。
私が在籍していた店にいたオーナーS氏は、50代後半にさしかかろうとしている(私の入店当時)男性でした。
ちょうど私の父親と同じか少し上でした。
第一印象は、とにかく声が大きい人でした。
そんな大声出さなくても聞こえているはずなのに、
まるでお酒を飲んだ時のような大声で指示を飛ばしてきます。
なのでオーナーがいると店の中がかなりうるさかったです。
「もう少し声のボリューム下げてくれないかなぁ。
あんな大声だとお客さんがビックリしちゃうよ」
とは恐らくその時にいた誰もが考えていたのではないか、と思います。
店舗インしている時でなくても、声の大きさは変わりません。
それがたとえ事務仕事や電話の最中であったとしてもです。
他の人が電話をしているときも、声の大きさはあんまり変わらないような気がしました。
「電話越しに相手に声が聞こえているんじゃないか?」と心配になったことがあります。
そして何より、怖かった店長よりもある意味厳しい人でした。
少しでもマニュアルと違うことをしてしまいますと、容赦なく指摘してきます。
全てのマニュアルを熟知していたのではないかと今でも思うほどです。
私は萎縮して、ただ粛々と従うほかありませんでした。
しかし、それだけではありません。
情に厚く、激励するときはとことん激励してくれる方でした。
アメとムチの使い分けが上手い。
こう表現するのがピッタリじゃないかな、と思います。
オーナーは、必ずしも毎日店舗に顔を出すわけではありません。
私が入店した当時、オーナーは私が在籍している店舗以外に、
もう1店舗FC店を持っていました。
(後に、最大6店舗まで増えました!)
他の店舗に行って指導をしたり、
本部や海外に研修に行ったり、
オーナー同士の集まりに出席したりと、
実に様々な事を行っていました。
ちなみにオーナーは経営者でもありますので、
労働基準法が適用されません。
なので「14日間ぶっ通しで毎日働く」なんてこともやっていました。
自分の好きな事を仕事にしているので、
本人は辛くはないそうですが、
他人事ながら倒れないか不安に思ったことがあります。
S氏は現在でも、オーナーとして第一線で活躍しているそうです。
今後も自分のできる所まで突き進んでいくと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!